放射性物質をさえぎる素材とは

コンクリート

頑丈な核シェルターを作るために使用されているのはどんな素材なのかと言うと、主に鉛やコンクリートです。放射線物質がまかれた際にガンマ線を遮るためには、高密度な素材が必要です。そこで、密度が高い鉛やコンクリートを素材として使用し、更にはそれらを厚くすることで頑丈さと安心安全を保ちます。

なお、一例として、コンクリートの天井厚を40センチにして作り上げた核シェルターを、60センチの土の地面に埋めることで、ガンマ線の脅威を10000万分の1程度に減らせるとの見解があります。40センチもの厚さのコンクリート壁であっても、ガンマ線の脅威をゼロにできない点は驚きを感じますが、人体を放射性物質から守るという点では十分な数値です。